こんにちは!元気いっぱい大宮支部です。

 

6月8日に開催された「平牧工房の豚加工肉学習会」に参加しました。

前回「沃土会生産者交流会」に参加しとっても楽しかったので、「豚加工肉学習会」に参加してみました。

こちらも、驚きと発見がありました!まさかの、工場内とLive中継まで!

盛りだくさんの内容でした☆

それでは、どうぞ!

 

 

はじめに、ウインナーの作り方について、市販品と平牧工房の方法を写真や動画を交えながら詳しく解説していただきました。

そこで驚いたのは、材料の違いです。

平牧工房のウインナーは原料肉(73%)と副原材料+水(27%)の割合で作られているのに対して、(平牧工房で考える)一般的な市販品のウインナーは原料肉(44%)と副原材料+水+食品添加物(56%)という比率です。

市販品のウインナーは水分が多く、味が薄くなるために化学調味料や合成着色料を添加していることがわかりました。

また、同じ肉の量で比較すると、市販品は生活クラブのウインナーよりも1.6~1.7倍の量が作られるとのこと。

これは、乳たんぱくや植物性たんぱくなどに水と熱を加えると、かさが増し、人工肉のようになるためです。

また市販品のウインナーには輸入肉が主に使用されており、その育成環境や飼料については不明な点もあります。一般的なウインナーの味付けに使われるチキンエキスは、鶏肉の廃材(皮や羽)を化学処理して抽出されているそうです。

一方、平牧工房では、平田牧場の豚骨を煮出して作ったポークエキスを使用しており、この点からも安心・安全そしておいしさも伝わってきますね。

 

動画や写真を見て工場内がすごく綺麗な点に気が付きました。調理器具や道具も毎日洗浄されているそうです。

アレルギー対策として、「生活クラブ:アレルギーなし」、「生活クラブ:アレルギーあり」、「その他の市販品」の順に製造することで、アレルギーの混入を防いでいるそうです。

 

 

平牧工房は意外にも「加工肉」から始まったそうです。

牧場を視察に来た組合員が元気に走り回る豚をみて「美味しそう」と言った、その一言から「精肉」が始ったそうです。

私はレジャーとして牧場に遊びに行ったりしますが、そこで飼われている豚を見て美味しそうとは思わないので、よほど、元気でのびのびと育っていたのかなと想像しました笑

この学習会では、組合員の声から始まった無添加ウインナーの開発秘話も聞くことができました。

昭和48年、真っ赤なウインナーが流行していた時、組合員が「添加物を使わないソーセージを食べたい」と声を上げたことで、平田牧場と生活クラブの取り組みが始まったそうです。

無添加のソーセージは傷みやすく、「ネトの発生」(表面につく粘液のこと)が起こったそうですが、当時の組合員は「食べ物って本当に腐るのね」と驚いていたそうです。これはまさに生活クラブの組合員らしいエピソードですね。

 

無添加ウインナーは、NON-GMO対策や乳アレルギー対応など、その時代の組合員の声に合わせて開発された消費材です。

お話を伺って、こうした取り組みがまさに「生活クラブの強み」なのだと感じました。

 

平田工房と組合員が共に育てあげた消費材として、またみんなの思いが込められた無添加ウインナーの素晴らしさを改めて感じました。

 

他にも、生ハムの製造秘話などお話くださいましたが、残念ながら文字数の関係で載せることが叶いません!

この続きは、ぜひ次回の豚加工肉学習会に参加してお話を聞いてくださいね!

 

では、また♪