こんにちは、サステイナブルな大宮支部、永山です。
雨の続く9月、お日様が恋しいですね。
長雨の味方、室内干しでも素早く乾く消費材「Pリネンバスタオル」、大変重宝してます。
3色あって、どの色も素敵です!年に一回くらいしかカタログに載ってないので、お見逃しなく。

さて、ラジオCM制作チャレンジ!の道、今回は「放送費制作費はどこから出すのか」です。
生活クラブの予算組みや経費の出し方、複雑で、3年経っても、わかってません!(笑)、
センター職員の方で、このブログを見て、違っていたら、教えてください。。

会計や予算に関しては、とにかく長文になってしまいました。興味がある方のみご覧ください笑

大宮支部の会計財布の数は、「5つ」

生活クラブの各支部、各ブロック、各単協、それぞれ異なる約束で会計は決められていると思いますので、あくまでも大宮支部の2021年の場合です。

1、組合員活動費(支部内組合員の前年度消費材購入額の0.1%が、申請限度額。生産者交流会などのイベント用消費材購入、有償サンプル購入、去年はDVD購入などもして、支部組合員に対して、レンタルを開始。人件費には当てられず、予算が余ったら、単協に戻します)
2、新規組合員活動費(支部内新規組合員1人加入ごとに、1000円が申請限度額。支部からのプレゼントや、「ウェルカムパーティ」の消費材購入など。人件費には当てられず、予算が余ったら、単協に戻します)
3、全体補助(会場費、交通費、会議のお弁当代茶菓子代に当てられます)
4、大宮支部活動費(年に一度、500円を大宮支部の組合員から任意でいただきます。支部運営のための人件費、スタッフ代、大宮支部の持ち物である拠点「おおみやroom」の管理費、消耗品代、修繕費、大宮支部の独自の取り組みなどに当てています。次年度に繰り越しができます。)
5、地区会費(お住いの地域のごとに金額は異なりますが、年に一度、支部運営費と同じ頃に任意でいただいてます。去年度まったく活動していなかった地区は、今年徴収してない場合もあります。地区活動の運営のための人件費、スタッフ代としてあてられています。)

このあたりの会計詳細は、毎年、「地区大会」「支部大会」「ブロック大会」「総代会」と必ず報告がされています。(2020年のブログでも紹介がありました)気になるかたは、議案書をみてくださいね。

第6の会計財布「支部チャレンジ」枠で制作放送費提案

ラジオCM制作は、新しいなかまづくりのための活動です。メディアを使った広告になるので、放送局や制作のための金額を調べてみると、大宮支部の予算枠だけでは、ラジオCMづくりは困難と感じました。(とは言え、テレビCMに比べたら、手が届きそうな額でしたので、調べまくりました)
また、大宮支部からは、「生活クラブ全体にとってよい広報活動になるのだから、大宮支部だけの予算で制作放送することは反対」との意見が出ました。

そこで、大宮ブロック内11支部が提案承認されると使用することができる、「支部チャレンジ」の予算枠で提案することにしました。
「支部チャレンジ」とは?
組合員の共同購入供給代金から、年間100万円を上限に、支部の中で出された企画が実現できるような予算枠。
大宮支部は1800人越えの大きな支部ですが、他の支部は、200名前後の組合員で支部活動をされている場合もあります。
例えば、アレルギーや添加物に関する講演会を開きたい!などの企画が、この「支部チャレンジ」予算枠から実現してきました。
大宮支部は、2019年の秋に、長野の生産者をめぐり学習するため、一泊二日のバスツアーを開催し、その時に「支部チャレンジ」枠からも予算組みをしました。

長野の生産地をめぐるツアー、思い出ムービーはこちらから(コロナ前のこのような活動、今みると、ひしひしと豊かな組合員活動だなと感じます!)

ちなみに2020年度はコロナ禍で既存の組合員活動で手一杯、「支部チャレンジ」予算枠100万円はまったく使われませんでした。
今回の「ラジオCM制作」の提案は、支部会議で、企画の「支部全員の承認」後、大宮ブロック会議で行われました。
ブロック会議で「ラジオCM制作案」をプレゼンしたのですが、ブロック会議で出された質問や懸案事項、以下にまとめておきます。

ブロック会議で出た質問や意見


●「支部チャレンジ」予算枠いっぱいで、予算を組むことは反対。他の支部でも「支部チャレンジ」予算枠を使いたいとの声。(第1回プレゼン時提案当時は、支部チャレンジ上限全額の100万円を予算にしていました)
●プレゼンを聞いて、今ラジオでCMを打つことは効果がありそうと感じた。どのラジオ局で流すかは、検討が必要。
●ラジオCMと同時に、他のキャンペーンの強化も同時にしたら効果がありそう。
●大宮支部から制作費を出すことはできないか?放送費を、「支部チャレンジ」枠からとする案。(大宮支部活動費の2021年度の予算枠「雑費」の計上額がちょうど「制作費」の見積額と同じくらいでした。大宮支部運営委員の賛同により、「制作費」は大宮支部、「放送費」は「支部チャレンジ」枠となりました。)
●CM放送は、繰り返し流れてやっと認知されるもの。何回やって効果が出るのか。他企業の実績や費用対効果なども知りたい。
●放送のタイミングなど、要検討。引越しや環境の変化など、春に脱退が多いので、そのタイミングなどで。
●組合員で作るということを大切にしてほしい。お金を払うだけで、制作会社が作る。というようなCMにはして欲しくない。(大宮支部の組合員で、原稿を6案提案し、その中から2案をたたき台に原稿を精査し、音声も大宮支部組合員が担当しました。)
●出来上がったCMは、展示説明会などで使用可能か?HPにはったりして、いつでも視聴したり、使いたいタイミングで音声が使用できると嬉しい。(制作したCM音声は、半永久的に使用可能。ラジオ放送は、放送費が必要だが、天説などで使用することはいつでもOKです。)
●広告費は、消費材に上乗せされていないということも、同時に伝えていく必要があると思う。(伝える手段が、このようなブログや議案書でしかありませんが、広告も組合員で作れる!というのは細々と発信していきたいと思いました。

「対費用効果は考えなくて良いです」の理由

「ほかの企業の実績、対費用効果を知りたい。」という質問があったので、制作会社に伺ったところ、他企業のデータは、その企業の財産とのことで、お答え不可。
回答不可であることで、俄然やる意味が出たと私自身は感じました。
「ラジオCM」の反響などデータの集約は、生活クラブ大宮ブロックの今後の活動のデータになると思います。
そんなやりとりを2回目のプレゼンをしていると、職員さんが「対費用効果は考えなくて良いです。なぜなら、組合員活動だから」と言ったのが印象に残っています。
「数字が出るとか、効果がある。とか全然考えないで、組合員でやるっていうことがとても大事です。」
この感覚は、企業にはない感覚、やっぱり面白いな、組合員活動!
もちろん、反響やデータの集約は絶対やって、まとめたいと思ってます◎

無事、企画が通った!

3回のブロック会議プレゼンを終え、予算が通ったのが、7月。
振り返ってみると、今回のブログが長文になったように、予算に関してが一番大変でした。
◎制作費は、大宮支部の「支部活動費」
◎放送費は、大宮ブロックの「支部チャレンジ」
◎組合員が制作や収録の際にかかる、交通費、昼食代は大宮支部の「組合員活動費」となりました。

予算が決まったら、怒涛のように制作のスタートを切りました。
支部内のラジオ制作メンバーとメールでのやりとり、制作会社へ広告申込書提出、広告コードの取得、原稿推敲と生活クラブ連合会の原稿チェック、原稿の考査、考査戻し、スタジオ収録と、あっというまの2ヶ月。
次回のブログは、ラジオCMで大変重要な、音声担当支部メンバーと、スタジオ収録についてご紹介予定です。