サステイナブルな大宮支部 永山です。
梅雨時期に仕込んだ梅シロップで、かき氷をして残暑を過ごしています。
さて、ラジオCM制作チャレンジのブログ第二弾!
なぜ、「広告」を組合員活動で作りたいと思ったかを綴っていきたいと思います。

必要なこと、ほしいものを生活者が具現化してきた

支部活動も3年目。いろんな方と出会い、去年は他支部、他ブロックの方々と、オンラインで交流していました。
そこでよく話題になっていたのが、「なんで組合員活動しないといけないの?」「ボランティアでできることの域をこえてる!」という声です。

生活クラブの取り組みは、多岐にわたっています。
私たちの大好きな食材=消費材のこと以外にも、
環境問題に関わることの取り組み(R瓶やP袋を回収して、環境に配慮した仕組み作り)や、
合成洗剤ではなく、せっけんを使おう!という呼びかけや消費活動、
あるいは、心地のよい地域づくりの為に「エッコロ」の仕組みや「福祉活動」、子育て支援の学習会の運営、など、
その様々な決定を、組合員が一つづつ行なっています、ものすごいボリューム感で会議が行われています笑 例えば、こちら

そのあらゆることが、「わたしたち」組合員が作ってきたことでした。
こういう社会がいい。こういう生活がいい。こういう未来がいい。
その結果が、消費材に反映され、システムに反映され、地域づくりに反映されてきました。

職員や広告代理店によらず、生活者が広めてきた活動

過去の牛肉学習会

消費材のサラダとご飯

その礎である、「試食会で知ってもらう」「学習会で食の背景を知る」(→牛肉学習会レポートはこちら)「展示説明会で知ってもらう」は、生活クラブの周知(広告)活動であったわけです。
「知って利用するなかまを増やす。」「なかまが増えたら、できることが増える。」組合員活動は、組合員の行動で、生活を通じて、社会参画してきたのだと思います。

ライフスタイルの変化、そしてコロナ禍へ

その活動も、核家族化、共働きなどライフスタイルの変化でままならなくなってきた印象が、支部活動を3年していて感じる課題でした。
毎年難航する委員の選出や、組合員活動が負担で生活クラブを脱退する方もいらっしゃいます。
基本的には、組合員活動は、できることをできる人が。というスタンスではありますが、負担になるのも、十分わかる!
かくいうわたしも、以前は、「組合員活動」に否定的でした笑→こちらから
しかし今は「組合員活動」が必要と感じています。

例えば、「組合員活動」がなくなると、どうなるか。

●生活クラブを知ってもらう機会がなくなって、新しい組合員が減る。
●生活クラブの良さを伝える機会が減り、既存の組合員が減る。
⭐︎結果「共同購入」でお願いしていたために実現可能だったほしい消費材が取り扱うことができなくなる。
という流れが見えてきました。
生活クラブに生活を助けてもらっている自分のために、自分ができることをやる。は理にかなっていると思いました。

ところが、コロナ禍で、組合員による「試食会」「展示説明会」の開催は中止。自宅にいる生活が余儀なくされました。
既存のやり方で「生活クラブの良さを知ってもらう活動」=「組合員活動」は、できなくなった2020年。
去年一年間コロナ禍でもできるオンラインでできる組合員活動を模索しながら、委員や役員、理事、職員は奮闘してきたと思います。

まだまだ通常通りの組合員活動が難しいだろうなあと感じていた2021年のお正月あたり「ラジオCM制作を組合員が作る」というアイディアが出てきました。

広告費が上乗せされないから、消費材を適正価格で購入することができると言われていますが、その広告さえも、組合員が作るのはどうだろう?
「生活クラブの広告をもっとうってほしい」という意見も、他支部大会やブロック大会、総代会などでも出ていました。
広告さえも、組合員が作る。それが、「必要だと思うから」。消費材の開発と同じ感覚で、ラジオCMを制作できないか。

コロナ禍で、社会全体としても、在宅ワーカーの増、外食していた分を家食を豪華にする傾向、安定して宅配されるシステムなど、
「生活クラブ」にとっても追い風となるのでは?

テレビCMは予算的にできないだろうけど、在宅ワーカーとの親和性の高い「ラジオCM」なら、予算的にもなんとかなりそう??
いろんな課題と、いろんな状況が、「ラジオCM制作」実現に向けて提案してみようと奮い立つこととなりました。

次回は、制作予算はどこから出されるか?について書いてみたいと思います。