アロマテラピーの楽しみ方

とても身近になってきたアロマテラピーですが、もっと簡単に気軽に楽しめる方法をご説明いたします。
アロマテラピーとは、植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てていこうとする自然療法です。
使用するのは植物から抽出した100%天然の「精油(エッセンシャルオイル)」。アロマポットで香りを楽しむだけでなく、入浴やトリートメント、スキンケアなど、様々な形で生活に取り入れることができます。基本的なルールさえ守れば、誰でも気軽にはじめられます。
生活クラブからも精油をご購入いただけますのでぜひ一度お試しください。
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①芳香浴

・ティッシュペーパーに1~2滴垂らしてデスクなどに置きます。
・アロマポットアロマディフューザーなど、専用器具を用います。
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②沐浴・手浴・足浴

入浴時は浴槽に適温の湯をはり、精油を落とし、よくかき混ぜてから肩までつかります。洗面器などを利用した手浴や足浴もおすすめです。
(精油の使用量の目安) 全身浴:1~5滴/半身浴・手浴・足浴:1~3滴
*肌に刺激を感じた場合は直ちに流してください。
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③湿布

洗面器に水または適温の湯をはり、精油を1~3滴落とします。タオルを浸し、精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽くしぼり、湿布する部位に当てます。
*精油は水に溶けにくいため、皮膚に直接触れないように十分注意し、湿布する時間の長さにも気をつけましょう。また、目の周りや皮膚の弱いところへの使用は控えてください。ind_img_05

④蒸気吸入

マグカップや洗面器に湯をはり精油を1~3滴落とし、立上る香りの湯気を吸入します。蒸気が逃げないよう、バスタオルなどをかぶっても良いでしょう。
*吸入の際は目を閉じましょう。精油成分が粘膜を刺激することもある為、長時間の吸入は避けましょう。
*飲まないように注意してください。
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⑤トリートメント

植物性のオイルをベースに、精油を1%以下の濃度になるように混ぜたトリートメントオイルを肌に優しく塗布します。
*顔など敏感な部分に使用する場合はさらに低濃度での使用をおすすめします。
*使用する方の健康状態に合わせて、事前にパッチテストを行って下さい。
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⑥アロマスプレー

スプレー容器(50ml)に無水エタノール少量を入れ、精油を3~20滴溶かします。水を加え,よく振って混ぜます。匂いが気になる所に、仕事や勉強中の気分転換に、好きなかおりでリフレッシュしましょう。


出典:公益社団法人日本アロマ環境協会「アロマテラピーはじめの一歩」より
記事:AEAJ認定アロマテラピーインストラクター:宮部さちこ