9月に開催された北海道チクレン農協連との牛肉学習会にzoomで参加しました。自宅から北海道とつながれるとは、便利な時代になりました!
これから開催される学習会もぜひチェックしてください。
豚肉の生産者「平田牧場」豚肉学習会(10/13 消費委員会主催)詳細はこちら
練り物の生産者「高橋徳治商店」の学習会(10/20 久喜支部主催)詳細はこちら
雌なら乳牛、雄なら、、?
我が家は牛乳をよく飲んでいます。
乳用種(ホルスタイン種)の雌牛から乳をいただいているわけですが、乳をだすためには出産をしないといけませんね、生まれた牛さんが雌だったら乳牛になりますが、雄だったら・・・?
酪農生産者のもとで雄牛が生まれたら、母乳を与えたあと、素牛生産者のもとで半年間細心の注意を払いながら育てられ、肥育生産者のもとで約20カ月まで育てられ出荷されます。(はじめから肥育生産者のもとで育てられることもあります)
生活クラブに出荷される牛肉の飼料
北海道チクレンでは、生活クラブ向けに一般とは違う飼料を与えられています。
1遺伝子組み換えでない
2ポストハーベストフリー
3抗生物質は無添加の配合飼料(とうもろこし、大豆かす、米)
干草は北海道産です。
ポストハーベストには発がん性の危険性があるといわれています。抗生物質を摂取された牛は牛肉になっても薬剤耐性菌が残留する恐れがあり、それを食べると私たちにも影響があります。
牛さんが病気になった場合は適切に抗生物質を投与しているそうです。
「いただきます」の意味を再認識
牛さんは暑さに弱いので、北海道の気候はちょうど良いそうです。農家さんたちは厳しい寒さのなか、牛さんの体調に気を配りリラックスして過ごせる環境づくりを心掛け、大切に育ててくださっています。
生体重量が750キロ程度にまで育てられた牛さんは、㈱北海道チクレンミートの北見食肉センターへ運ばれます。食肉センターで生体から食肉へ解体され、札幌と千葉の工場で消費材になり生活クラブの組合員へ届けられます。牛1頭まるごと無駄なく食べられるように、スライス肉やステーキ肉のほかにも牛どんの具、無塩せきコンビーフ缶などの加工も行っています。
学習会では写真や動画を見ながら解説を聞きました。
体重測定のために子牛が、牛舎から牛舎へ白い息をはき走りながら移動する姿に感動しました。また、解体の段階では、まだ気を失って間もないあたたかいままの牛さんを解体する仕事をされている職人さんには頭が下がる思いです。
「いただきます」という言葉は「命をいただきます」ということなのだなと改めて感じ、大切にいただこうと思いました。酪農農家さん、肥育農家さん、食肉センターの職人さんたちの毎日の積み重ねが、私たちの食卓を支えていると感じ、消費材を注文して美味しくいただくことで、感謝の気持ちを伝えたいと思いました。(食をつむぐ人たち 動画もあります)
実食消費材「牛どんの具」
市販品と単価を比べてみます。牛丼で有名なY野屋の冷凍牛丼は120グラムで398円ですが、チクレンミートの牛どんの具は150グラムで375.5円。
抗生物質などを与えられて育った外国育ちの牛肉と、素性がわかっている北海道育ちの牛肉という点を考えても、かなりお得ですね。
この牛どんの具は、消費材の牛肉と国産の玉ねぎ、有機栽培の大豆を使ったしょうゆ、本みりんを使用したたれで味つけされています。
お肉も玉ねぎも大きめで食べ応えがありとても美味しい。
夫の感想は「少し甘めだね」とのことで、自宅では甘酢漬けのしょうがを添えていただきました。
冷凍のまま湯煎しても、解凍後→鍋にあけて温めても、または解凍後→器に入れてレンジで温めてもOKです。
牛肉は良質なたんぱく質を含んでおり、鉄分もたっぷりあります。鉄分は体内では生成できないので、食品から摂取する必要があります。またカルシウムの吸収も促進するなど様々な健康効果が見込まれます。生活クラブの安心してたべられるおいしい牛肉をどうぞ召し上がってみてください!
(レポート記 ペンネーム しろひつじ)