こんにちは!元気いっぱい大宮支部です。

 

3月18日(土)に開催された\沃土会生産者交流会/に参加しました。

沃土会は、微生物農法による野菜の生産者さんで、
甘〜くて、濃い野菜の味わいに、生活クラブ組合員さんから大変人気です。

 

筆者は、生活クラブ歴3年、支部委員2年目なのですが、実はまだ、一度も生産者交流会に参加したことがありません汗

「生産者交流会って、会場に行くんでしょ?う〜ん、子どもがまだ小さいので、ちょっといけないなぁ。」

と思っていました。でも実は…

「えっ、オンライン参加できるの?」

そうなんです、オンラインで自宅から参加できるんです!

それならと、この機会にと思い切って参加してみることにしました。

 

それでは、早速レポです。どうぞ〜!

今回、交流会の参加方法は、自宅(zoom参加)、くらぶルーム、大宮センターのいずれかで、
生産者の方とzoom(オンライン)で交流会を行いました。

参加人数は合計60名以上にものぼり大盛況でした。

↑実際のzoomの画面です。

このような感じで、スライドを見ながら生産者の方から
栽培方法のこだわりや苦労することを詳しくお話いただきました。

 

消費者として気になるのはやっぱり農薬ですよね。そのあたりを伺いました。

沃土会では、微生物に着目して土作りを行なっています。
有機質肥料を用いることで、土壌に生息する微生物の力で病害虫の活性化を抑え
できる限り化学農薬の使用を控え、無化学肥料で野菜を栽培しています。
農薬においても、生物由来の農薬を使用して畑の負担を軽減するなど工夫を行なっています。

 

「生物由来の農薬とは、どんな物をさすのでしょうか?」参加者からの質問です。

→例えば、身近なところで言いますと「納豆菌」の仲間の菌を農薬として使用しています。

「え〜!納豆菌ですか!菌も農薬になるんですね!」いや、すごいお話。

農薬関連で言いますと、例えばトマトの定植から収穫までの栽培期間はおよそ10ヶ月ありますが、
はればれ育ちトマトの栽培期間中の農薬使用回数は15回までと決まっていて、1ヶ月に使用できる農薬回数は平均約1.5回です。
病気や虫が拡がったとしても、1.5回しか農薬を使えないので、対処は非常に困難です。
いかに、病気や虫の発生を抑えるかが重要になります。

その工夫として、冬場は葉を少なくしてカビを抑えたり、夏場は、葉を多くしてトマトが太陽熱でヤケてしまうのを防いだり管理しています。
最近では、IPM栽培と言って天敵昆虫による害虫駆除や、温湿度管理からの病気の発生軽減など農薬以外の方法で病害虫に対して総合的に防除をする取り組みを行っています。

「農薬15回」と聞くと結構多い印象を受けますが、1ヶ月に1回と考えると決して多くはなく、むしろ1回しか使えないの⁉︎と驚きました。病害虫を広げないように、手を尽くしてくださっていることも勉強になりました。

こぼれ話

夏野菜のイメージがあるトマトですが、真夏はヤケてしまうので生産できないそうです。
「トマトって日焼けしちゃうの?」と会場が驚きました!真夏は太陽の熱を利用して土の殺菌をおこなっているそうです。

 

参加者から

「あっぱれ育ち」野菜は「栽培期間中、化学合成農薬と化学肥料を使用しない。」また、
「はればれ育ち」野菜は、「栽培期間中、化学合成農薬と化学肥料をできるだけ使わず育てている。」とありますが、農林水産省定める「有機JIS」認証の野菜ではないのですか?

と質問がありました。

 

→沃土会では、季節や品目によって有機JASに準じた栽培を行っておりますが、認定を得るには費用がかかります。
 消費者に負担の少ない提供ができるよう。あえて調査を受けておりません。

と回答いただき、みなさん納得されていました。

 

10時にスタートした交流会ですが、スライドやお話を伺い、その後質疑応答とあっという間の2時間でした。

沃土会のみなさんには、わかりやすく丁寧に説明しいただき、普段は公開しないようなディープな情報まで快く開示していただきました。本当にありがとうございました。

 

さて、初めての交流会参加でしたが、一言で表すと「おもしろい」でした。
そして、「今日学んだこの知識を誰かに話したい!」と喋りたくなります笑

生産者さんの真面目な姿勢や、減農薬への取り組みなどなど、みなさんにお伝えしたいと思い、記事を投稿しました。

もし、交流会に参加してみたいけど、、、と悩まれている方がいらっしゃいましたら、次回の交流会にぜひ一緒に参加しましょう♪

生産者さんのお話には、やはり説得力もありますし、普段何気なく注文して食べている消費材を「より知る」ことができ、「納得したうえ」で選べるというのは生活クラブならではの取り組みです。

 

生活クラブでは「あっぱれはればれ野菜おまかせ4点セット」を「よやくらぶ」登録できます!

組合員が継続して消費していくことで、生産者さんの力になり、組合員が望む減農薬の野菜を手にすることができます。

ぜひ、ぜひ、沃土会の野菜を味わって、市販の野菜と比べてみてください。

食べたらきっと、「よやくらぶ」の登録ボタンをポチッっと押しちゃうはずです♪

(ちなみに筆者は、交流会後「よやくらぶ」登録しました♡)

【後編】では、参加者に配られた試食品の野菜を使ったレシピを掲載予定です!

それではまた♪